2018年頃まで、“ひと工夫したコーヒー”がウェルネスの象徴とされていた時代があった。ターメリックを加えた蛍光イエローのラテや、バターを溶かしたエスプレッソが人気を集め、ウェルネスインフルエンサーたちは、規制に縛られない自由な空気のなかでコミュニティを広げていった。
バタフライピーで紫色に染めたラテや、ビーツパウダーを使ったピンクのラテなど、一見ジョークのようでも、実際に存在するドリンクが次々に登場。熱狂的な盛り上がりを見せたが、それなりにお金もかかるトレンドだった。
そしてそのブームは、あっけなく終焉を迎える。サプリメントの存在感は薄れ、代わりに非加熱の生ミルクやハチミツが主役に。オーツミルクの勢いも落ち着き、インフルエンサーたちの冷蔵庫に今あるのはリンゴ酢。かつてのようにアメリカーノにバターを入れる、なんていうアイデアは、いまやすっかり現実離れして見える。
そんな中、流行の波にも“淘汰”にも耐え抜いた唯一のコーヒーアレンジがある。それが「コラーゲン」だ。これはまさに、時代を超えた勝利と言える。
もう何年も、朝のドリンクにコラーゲンを加えるのが習慣になっている。コーヒーでも、抹茶でも、スムージーでも、無味無臭の白いパウダーをさっと混ぜる。それがあまりにも当たり前になっていて、もはや意識することもない。けれど、これはいい習慣だと、自然療法栄養士であり『The Hormone Balance Handbook(原題)』の著者でもあるジェシカ・シャンドは語る。
「コラーゲンは熱に強く、加熱してもその構造が壊れにくいのです。だから私は、朝のコーヒーや抹茶に混ぜるのが好きなんですよ。アミノ酸を手軽に補えるだけでなく、コーヒーによって引き起こされるコルチゾール(ストレスホルモン)の上昇を和らげてくれる可能性もあります」
コーヒーにコラーゲンを入れると、何が起きる?
カフェインで感じる“ソワソワ感”を和らげてくれるだけでなく、コラーゲン入りのコーヒーにはさまざまなメリットがある。
