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ブラウンのウォータープルーフライナーを、アイラインを形づくるためではなく、目の陰影を深く見せるために使用しました。まぶたの影を伸ばすような感覚で、ほんの少しだけ目尻から離してラインを入れるんです。西洋人のモデルなら、アジア人の場合よりも少し高めの位置に引き、よりコントラストを際立たせますね。また、ブラウンのマスカラを目尻のまつ毛だけに軽くのせています。黒ではコントラストが強すぎてしまいますが、茶色であればアイカラーと自然に溶けこむんです。例外としてダークスキンのモデルには、ブラックマスカラを使って力強さを加えました。このように、シンプルだけれどモデルの個性に合わせて施すことで、まぶたに奥行きが出てとても美しい効果が生まれていると思います。

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実は、メッセージアプリを通して「次はこうなるよ」という軽いやり取りしかしていません(笑)。通常であればショーが最も先に催され、それからルックやキャンペーン撮影という流れになるのですが、今回は反対で、ショーの前にすでにルックやキャンペーンの撮影を終えているんです。なので、その現場の雰囲気からもイメージを膨らませた部分はあります。ショーが春に日本でおこなわれることだけはわかっていたので、自然と「桜=ピンク」が浮かびました。ピンクカラーを使うことは、ほぼ自動的で自然な選択でしたね。

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