サイズ展開を充実させるためだけに、ゆったりとしたクリンプリン地のシフトドレスをコレクションに取り入れることは簡単にできます。でも、ラインナップのクオリティを重視するのであれば、そのようなやり方は話になりません。世の中に出回っている標準サイズのコレクションに匹敵するような、着る人をワクワクさせる、個性的なアイテムを揃えるのをモットーにしているのであれば、通常の調達方法ではそれを叶えるのは厳しいですね。

上質な仕上げのミッドやプラスサイズのピースを探すのは、どちらかというとパーソナルショッピングに近い感覚です。ピースを一点ずつ探し出して、クリーニングや修理をしなければスルーして廃棄されてしまうようなアイテムを引き取ることも、しばしばあります。もちろん、例外はあるものの、こういった調達方法を大規模なスケールで再現するのは難しいです。ですから、大きめのサイズの服を少ししか置いていない店舗が多いんです。

プラスサイズのヴィンテージアイテム探しのコツは?Instagram content

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ヴィンテージショップやチャリティショップに行ったら、まずメンズコーナーを見ること。メンズものはバスト周りが小さいサイズでもウィメンズの中間から上のサイズにあたることが多いので、上質なブレザーやオーバーサイズのシャツ、グラフィックTシャツを探しているときはいつも、まずメンズウェアを見ます。一方、オンラインショップを利用しているときは、必ず自分のサイズより2、3サイズ大きいもので結果を絞り込むようにします。そうすれば、何百ものアイテムを無駄に見なくてもいいですし、買ったはいいけれどサイズが合わない、という事態に陥らずに済むので。あとは、購入前に必ずサイズの詳細を確認すること。記載されていない場合は、ショップに気軽に問い合わせてみてください!

ヴィンテージのサイズ展開が豊富なアーカイブブランドは?

レトロなマキシとミディ丈ドレスなら、ノーマン リントン(NORMAN LINTON)やDLバロン(DL BARRON)。クラシックなウールコートならウィンズムーア(WINDSMOOR)、インパクトのある80年代のブレザーやツーピースセットならサイモン エリス(SIMON ELLIS)がおすすめです。

ヴィンテージ業界のデジタル化は、売り手と消費者の双方にとって、市場にどのような影響を与えていると思いますか?Instagram content

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