
プレゼン、大事な商談、憧れの企業との面接……そんな“勝負の日”は、自信を持って最高の自分で挑みたいもの。そこで今回は、モデル・タレントとして活躍しながら、近年は美容のカリスマとしても注目を集める藤田ニコルさんにインタビュー。
かつて世間から容姿を批判されたことをきっかけに、自分磨きに目覚めたという彼女。その集大成として出版した書籍『私が垢抜けた82の方法』(講談社)から、今すぐ使える“勝負の日”テクニックを厳選してくれた。
キャリアインタビュー:想定外の容姿バッシング、折れずに人気爆発させた藤田ニコルのブレない夢
https://woman-type.jp/wt/feature/38936/


藤田ニコルさん
1998年埼玉県出身。2009年、ローティーン向けファッション雑誌『nicola』のモデルオーディションでグランプリを獲得し、モデルデビュー。その後さまざまなバラエティー番組出演しタレントとしてもブレイク。25年5月号をもって『ViVi』モデルを卒業 X/Instagram/YouTube
1.メイクの工程に「清潔感」を意識しよう

編集部
大事な商談やプレゼンなど、働く女性が「勝負の日」にやっておくべきことを教えてください!

ニコルさん
まず一番大切なのは、清潔感を心掛けてメイクすることです。
まつ毛一本とってもマスカラがダマになっていないか、アイシャドウはムラになってなっていないか、ファンデーションは綺麗に乗っているか。
そんないろいろな工程を丁寧にやってあげることが、印象を良くすることにつながると思います。


編集部
平日のメイクは、朝急いでさっと済ませてしまいがちです……。

ニコルさん
急いでいるときは、まつ毛や髪、指先などの「先端」に注意するといいですよ。
マスカラのダマだらけのまつ毛を良しとしていたら、その人自身も雑に見えちゃいますよね。それで「部屋も汚そう」なんて思われたら損ですから。

編集部
確かに、仕事も雑なのでは?って思われたらもったいないですね。

ニコルさん
そうそう。それは嫌だから、私もメイクで一番時間をかけるのはマスカラを塗るプロセスなんですよ。
「清潔感のあるメイクを丁寧に」というのは今すぐゼロ円でできることなので、ぜひやってみてほしいですね。
2.目頭に「丸切開ライン」を引いて

編集部
他に細かいテクニックはありますか?

ニコルさん
勝負の日には、目力が大事ですよね。それなら目頭に沿うように丸く曲線のラインを引く「丸切開ライン」がおすすめ。
普段のメイクにこのひとテクを足すだけで、上級者感も出せると思うし、目力が出て「芯のある女性」に見えると思います。

書籍『私が垢抜けた82の方法』(講談社)18Pより抜粋

編集部
実はニコルさんの本を見て私もやってみたんですけど、どうもうまくできなくって。ラインがよれちゃうんです……。

ニコルさん
がっつりラインを描くのではなく、ブラウンのクリームペンシルライナーでそっと引くくらいでOKです。
私がもっとギャルだった頃は、目頭から内側に向かって直線でラインを描いていたけれど、それだと汚く見えちゃうし、強く見え過ぎちゃう。
だからインラインを「なでなで」するイメージで軽くでいいんですよ。

編集部
なるほど。がっつりではなく「柔らかいペンシルでなでなで」がポイントなんですね。
3.前日は“オフ”に切り替える時間が大切


編集部
勝負の前日にできることはありますか?

ニコルさん
一回自分の体をオフにすることですね。
湯船に入る、ストレッチをするなど、仕事と家の時間を切り替えることで、疲れを翌日に持ち越さないようにすることが大事かなと思います。

編集部
ニコルさんは、一年中どんな時でも必ず湯船に浸かる、と本にも書かれていましたよね。

ニコルさん
お風呂に入って、リビングの電気を暗めにして、ストレッチして……と仕事モードのスイッチをオフにすることで、「寝る時間に入りますよ~」って脳と体を切り替えています。
あとは、睡眠を計測・記録するアプリの『Pokémon Sleep』もおすすめ。これは寝ることでポケモンを育てるゲームなので、強制的に睡眠が取れるんですよ。「ポケモンを育てるために、ちゃんと寝なきゃ!」と思えるので(笑)

編集部
家でのリラックス時間や睡眠で意識的に「オフ」をつくることで、翌朝の「仕事オンモード」に切り替えやすくなるということですね。
4.目標は口に出して言おう


編集部
書籍ではメイクのノウハウだけではなく、気持ちや行動を切り替える方法も多く書かれていました。“勝負前”に使えるマインド面のテクニックも教えてください。

ニコルさん
私は「言霊」を信じていて、自分の想いを言葉にすることはとても大事だと思っているんです。なので、かなえたいことや目標はできるだけ口に出すといいですね。

編集部
この商談は成功させるぞ、とか言葉にすると良さそうです。

ニコルさん
そうそう。親とか友達に電話して宣言するだけでもいいですしね。
もちろん自分が努力することは大前提ですが、口に出すことで誰かが力を貸してくれたり、助けてくれる人が意外と近くにいることに気付いたりすると思うんですよね。

編集部
言葉にすることで、周りも気にかけてくれるようになりますもんね。

ニコルさん
私も今までそうやって夢や目標に近づけてきましたし、何かかなえたいことがあるなら絶対に口にした方がいいと思います。
夢や希望を口にして、頑張った先には自分の目標にしたものが待ってるはず。どんどん言葉にしてかなえていきましょ!

編集部
言葉にすることで前向きな気持ちになれそうです。ありがとうございました!

『私が垢抜けた82の方法』(講談社)3月12日発売!

メイク、スキンケア、ボディケアから垢抜けマインドまで。今回一部紹介した内容を含む「可愛くなるための美容テク」が詰まった一冊。
20時間におよぶインタビューで、藤田ニコルが82の「可愛くなった秘密」を語りました。
文/大室倫子(編集部) 撮影/赤松洋太
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