「TOKYO SNOW」がBuddiesやメンバーの間で愛されていく過程を見て、筆者が想起したのが乃木坂46「ひと夏の長さより…」だった。「ひと夏の長さより…」は、2017年8月リリースの18thシングル『逃げ水』に収録された楽曲で、メンバーやファンからも支持される乃木坂46の隠れた名曲と呼ばれている。乃木坂46が毎年開催している『真夏の全国ツアー』ではいつしか定番曲となり、現在は世代交代を経て、『真夏の全国ツアー2024』では池田と小川彩のダブルセンターで披露された。

 「TOKYO SNOW」と「ひと夏の長さより…」の共通点は、ともに季節曲であること、それがグループ恒例の大きなライブと重なることにある。櫻坂46にとっての大きなライブとは、千葉・ZOZOマリンスタジアムでのアニバーサリーライブ。昨年11月に開催された『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』では「TOKYO SNOW」が初披露され、会場は白のペンライトで一面真っ白の“雪景色”となった。これから季節を彩る楽曲として定番化が期待されるとともに、ZOZOマリンスタジアムが野外会場ということで、タイミングよく雪が降る奇跡の演出が起こる可能性も決してゼロではない。

 東京に初雪が降った、昨年12月19日にSNSでトレンド入りした「TOKYO SNOW」。年を重ねる毎に、より一層愛されていく楽曲へと成長していく予感が今からしている。

※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/103035

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渡辺彰浩

渡辺彰浩
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1988年生まれ。福島県出身。リアルサウンド編集部を経て独立。荒木飛呂彦、藤井健太郎、乃木坂46など多岐にわたるインタビューを担当。映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』、ドラマ『岸辺露伴は動かない』展、『LIVE AZUMA』ではオフィシャルライターを務める。

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