今も歌い継がれ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで約2000曲を残した作曲家・中山晋平の物語。映画『シンペイ~歌こそすべて』公開記念舞台挨拶

2025年1月11日、TOHOシネマズ日比谷にて、映画『シンペイ~歌こそすべて』公開記念舞台挨拶が行われ、志田未来、吉本実憂、真由子、土屋貴子、緒形直人、神山征二郎監督、新田博邦プロデューサーが登壇。この日自身が座長を務める舞台のため欠席となった、主演の中村橋之助、そしてエンディングテーマ「ゴンドラの唄」を唄った上條恒彦からはメッセージが届けられた。

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映画『シンペイ~歌こそすべて』

《INTRODUCTION》
音楽を愛する全ての世代に贈る、新たな音楽映画が誕生した!
映画史に残る黒澤明監督の傑作『生きる』(1952年)で主演・志村喬が歌った『ゴンドラの唄』、「カチューシャかわいや わかれのつらさ」という歌詞が爆発的な流行語となった『カチューシャの唄』、日本映画初のタイアップ主題歌『東京行進曲』、盆踊りの定番曲で、東京ヤクルトスワローズやJ1・FC東京の応援ソングとしても知られる『東京音頭』、子どもからシニアまで口ずさみ、フランスの幼稚園でも歌われる『シャボン玉』や『てるてる坊主』……。明治に生まれ、大正・昭和を生き、今も歌い継がれ、童謡、歌謡曲、音頭、民謡まで幅広いジャンルの約2000曲を残した作曲家・中山晋平(1887~1952)。その生涯を、彼の音楽ととともに綴っていく。
 晋平役は映画初出演にして初主演となる歌舞伎俳優・中村橋之助。28歳の橋之助が、新たなジャンルに挑戦し、18歳から亡くなる65歳までを見事に演じきった。
 子供は産めないが、晋平が自分の音楽の理解者と知り結婚を決める敏子役で志田未来、『東京行進曲』や『東京音頭』の作詞家・西條八十役で渡辺大、劇団芸術座の俳優・沢田正二郎役で染谷俊之、『シャボン玉』などの作詞者で童謡界の三大詩人と言われた野口雨情役で三浦貴大が出演。また晋平の芸術の師である劇作家・島村抱月役を緒形直人が演じる。ナレーションを務めるのは、岸本加世子。
メガホンを取ったのは、巨匠・神山征二郎。エンディングテーマは84歳となる上條恒彦が、中山晋平の代表曲「ゴンドラの唄」を情感豊かに歌い上げる。

《STORY》
信州から上京した中山晋平(中村橋之助)は、無事、東京音楽学校(現:東京藝術大学音楽学部)に入学するが、ピアノの習得が卒業レベルではないため、落第・留年の危機に陥る。しかし、幸田先生(酒井美紀)に演奏以外の才能を見出され、1912年(明治45年)、どうにか卒業する。
演出家・島村抱月(緒形直人)の「芸術は大衆の支持を離れてはならない」という教えの元、1914年(大正3年)、抱月の「日本の新しい歌を」、そして西洋の役と聞き美容整形までした歌う女優・松井須磨子(吉本実憂)からの「難しい歌はダメ」というリクエストに応え、『カチューシャの歌』を作曲。西洋の音律「ララ」を足すことを提案し、大ヒットする。その後も、「母ちゃんが歌える歌をいっぱい作って」という母・ぞう(土屋貴子)との約束を守り、母の死の直後にも悲しみの中、『ゴンドラの唄』を作曲。1921年(大正10年)には、作詞家・野口雨情(三浦貴大)の『枯れ芒』を改題して世に出した『船頭小唄』が大流行。翌1922年(大正11年)、児童文芸雑誌「赤い鳥」の童謡運動に賛同した雨情が『シャボン玉』を作詞。雨情の最初の子供は7日で亡くなったという裏話を知った晋平は、雨情の想いを汲んで作曲する。子供たちが歌うのを聴き、涙する雨情。晋平自身は、子供は産めないが、自分の音楽の理解者である敏子(志田未来)と結婚し、二人の養子を迎え、幸せに暮らしていた。
1929年(昭和4年)、作詞家・西條八十(渡辺大)と組み、映画の主題歌『東京行進曲』を制作。大ヒットしたが、新聞に「日本の新民謡はイタリアのそれと比べてあまりに下劣」と評が載り、また、長年組んできた歌手・佐藤千夜子(真由子)は、「本場のオペラを学びたい」と晋平の元を去る。新進気鋭の作曲家・古賀政男が新しい風を吹かし、自信を失くした晋平だったが、そんな折、信州出張時に16歳の時に代用教員をした小学校に寄ると、子供たちが自分の作曲した「てるてる坊主」を歌ってくれる。また、鹿児島出張では、鹿児島随一の売れっ子芸者歌手の喜代治(中越典子)と出会い…
出演:中村橋之助/志田未来/渡辺大 染谷俊之 三浦貴大
  中越典子 吉本実憂 高橋由美子/酒井美紀 真由子 土屋貴子
  辰巳琢郎 尾美としのり 川﨑麻世/林与一/緒形直人
ナレーション:岸本加世子
企画・プロデュース:新田博邦
監督:神山征二郎
脚本:加藤正人、神山征二郎
音楽:久米大作
ーマ:『ゴンドラの唄』上條恒彦
後援:長野県
特別後援:公益社団法人 日本作曲家協会
協力:中野市、上田市、須坂市、松本市、長野市
製作:「シンペイ」製作委員会
配給:シネメディア
2024年/日本/カラー/シネスコ/5.1ch/127分
公式サイト:http://shinpei-movie.com/
公式X: https://x.com/shinpei_film
公式Facebook: https://www.facebook.com/shinpei.film/
公式Instagram:https://www.instagram.com/shinpei.film
公式Tiktok:https://www.tiktok.com/@shinpei.film

2025年1月10日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて公開

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