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【朗読】「新橋夜話 ほか」江戸情緒を漂わせる作品集!【随筆・エッセイ・花柳小説/永井荷風】

[音楽] 今回は長い花風の新橋話他を朗読します 深川の 歌長い 花風四谷から築地両国行きの電車に乗っ た別にどこへ行くという当てもない船でも 車でも動いているものに乗って体をゆら れるのが自分には一種の快感を起こさせる からでこれはニューヨークの高架鉄道 パリーの乗り合い馬車の屋根裏聖主の川舟 なでいつと話しに妙な習慣になってしまっ たいい天気である温かい風も吹か ない12月も早や20日過ぎなので電車の 馳行く神路町の大通りには松竹のしめ飾り 小月町VA引幕高張登りや旗の様々がよれ た河屋根と新築した家の生々しい木の板と に対象して少しの調和もない混乱をば なおさら無惨に3時過ぎの日陰が斜めに 眩しく照らして いる調子の合わない広告の楽体が彼方 こなたから想像しく生やし立てている 人通りは随分 激しいけれども電車の中は案外空いていて 黄色い軍服をつけたらしい軍人が1人片隅 に小さくなって卒が2人オカバを膝にして 受けおいし風の男が1人掛け取りらしい アキドが3人女学生が 2人それに新宿か四谷のババ芸者らしい女 が1人乗っているばかりであっ たの光がに窓から差し込むのでそれを まともに受けた大の赤みた横顔には空ない 武将髭が1本1本針のように光って いる女学生のでこでこしたひしががあけて 油についたゴミが二目と見られぬほど 汚ならしい 一度黙っていずれも唇を半開きにたまま やり場のない目で互いに顔を見合わせて いる節目になって色々の下駄や靴の先が 並んだ乗客の足元を見ているものも ある何万円とか書いた福引きの広告ももう 一向に人の視線を惹かぬ らしいババー芸者が土色した薄っぺらな唇 をねじ曲げてちゅっちゅっと音高く虫歯を 吸う受けお石が大の後でういと1つ首を する車掌が体を折れるほどにそらして時々 外れる後ろの綱おば引き直して いる工町の3丁目でブラジちと大きな白面 の風呂敷包みを持ちねね番手で赤をった 死重ばかりの見にくい女房とベースボール の道具を携えた少年が2人乗っ た少年が夢中で昨日住んだ楽器試験の成績 を話し だす突然けたたましく泣きだす赤の声に ババー芸者のの歯を吸う響きももう聞こえ なくなっ た乗客はみんな泣この顔を見ている女房は ねね番手の紐を解いて赤を抱きおろししか のような肌をば平気でエリアだらけの襟を 終って乳ぶさを含ま せる赤がやっとのこと泣きやんだかと思う と車掌が 半蔵門半蔵門でございます普段市ヶ谷本郷 神田小石川方面のお方はお 乗り換えあなた小川はお乗り換えですよお 早く願いますと注意されて女房は真っ黒な 乳さを ブラブラ片手に赤子片手に鳥鎮と 風呂敷包みを抱え込み慌てふめ りかその入り口からは待っていた乗客が 案外に空いている車と見るやなおさに先を 争い出ようとする女房を押し返して我がち に座を 閉める赤子がひひわめき立てる押し目が 滑り落ちる乗客が構わずそれをば踏みつけ ていこうとするので今度は女房が死物グに 叫び出し 駆になった車掌は黄色い声でお忘れ物の ございませんようにと注意したが見るから 汚い押し目のあり様と言って黙って 打ち捨ててもおれず先方なしにお危の ございますからごゆり願い ますようやくにしてちんと引く鈴の 音動きます 車掌の声に電車ががたりと動くやいなや席 を取りそねまていた半白のババーにその娘 らしい18白くの胃腸返し前ながの女が 2人1度に揃って倒れかけそうにして 危うくもつり革に取りすがった同時にあい たっと足を踏まれて叫んだものがある反転 桃引きの職人であるまあどうぞごめんな すってと一本愛は顔を真っ赤に腰をかめて 釈しようとすると電車の同様でまたよけ かけるああ 怖いおかけなさい姉さん薄髭の二重回しが 首相らしく席を譲っ たどうも ありがとうしかし腰をかけたのははらし 半白のババーであっ た若い女は背のびをするほど手を伸ばして つり革を 握りしめるその袖口からどうかすると脇の 下まで見えすきそうになるのをしりと気に して耐えず片手でメレンの序盤の袖口を 抑えている 車は緩やかな坂道をは静かに心地よく馳 下りて 行く突然足を踏まれたさっきの職人が いびきを 書き出す誰かが保新聞の雑本を音読し始め た三宅坂の流場は何の混雑もなくすぎて車 はだらけに枯れた柳の並木の下をば土手に 添て 走る往来の 右側いつでも夏らしくしった老樹の下に 34台の荷車が休んで いる二立ての箱馬が電車を追い抜けていっ た左側は車の窓から堀の景色が絵のように 見える石垣と松のしげりを頂いた高い土手 が出たり入ったりしてその傾斜のやがて 静かに水に接するところ日の光に照らされ た騎士の曲線は見渡す限り驚くほど鮮やか に強く引き立って見え た青く濁った水の表は鏡のごとく両眼の 土手を覆う雑草を始め柳の細い枝も一筋 残さず高い空の浮き雲までをそのまま はっきりと映して いるそれよば土手に群がる水取りがいわと なく飛びては絶えず羽のしきに動かし 砕く騎士にそて電車が曲がっ た堀の水は一層広く一層静かに望まれその 外れに立っている桜田の真っ白な壁が夕方 前のやや濁った日の光りに薄く色づいた ままいずれが影いずれが実在のものとも 見分けられぬほど鮮やかに水の表に移って いる まもなく日比谷の公園外を 通る電車は広い大通りを越して向こう側の やや狭い町の角に止まるのを待ち切れず 23人の男が飛び降りた止まりましてから お降りくださいと車掌の言うより先に1人 が早くも転んでしまった無論大した怪我で はないと点しては向きもせず曲がり角の大 薬な後ろの綱の外れかかるのを一生懸命に 引き直す車はやえに重なる線路の上を ガタガタと行なんで定めの停留場に着くと そこに待っている一段の 群衆中には大きな荷物を背負った商人も 23人混じっていた 例の上がりおりの 混雑車掌は声を記録してどうぞ中の方へ 願いますあなた恐れいりますがもう少々 もう1つ先の吊り革に願います込み合い ますから誤解中もをご用人動き ますただいまお乗り換えの方は切符を拝見 いたします次はすきや橋次郎お乗り換えの 方はございませんかありますよちょい 乗り換え本性は乗り換えじゃないんです か髪を切り下げにした隠居風の老婆が いち早く叫んだけれども車掌は片隅から 1人1人に切符を切っていくせわし さ往復でございますか実践銀貨で一戦のお 釣りでございますお乗り換えはございませ んか乗り換えですよ ちょいと本性行きの老婆は首でも閉め られるようにもう金切り声になっている おい回数券だ3 回鳥打棒に双子島のシハ下には長い毛糸の くに編み上げ靴を履いた自転車屋の手代と でも言いそうな男が1円札2枚を車掌に 渡した車掌は受け取ったなり向こうを見て 慌てて出て行き月屋橋へ停車の先触れを する終わり町まで来ても回数権を持って こんので今度は老婆の代わりに心配し出し たのはこの手代でしかしさすがに声はかけ ず鋭い目すでまたたき1つせず車掌の姿に に注目してい た車のガラス窓からインドや何心の植民地 で見るような失そな実理的な西洋感が町の 両側に続いて見え出し た車の音がにわかに 激しい調子の合わない楽体が再び 聞こえるすなわち銀座の大通りを横切るの である 乗客の中には3人連れのわらじ履きすげ笠 の田舎者まで混じってまた一層の大 混雑後ろの折口の方には乗客が息もつけ ないほどに押し合い今にも殴り合いの喧嘩 でも始めそうにいいのの知って いる込み合いますからどうぞ二川に願い ます つり革オバ1つ残らず色々の手が引っ張っ ている指輪の輝く優しい白い手の隣には日 のように熱い親指の爪がそびえている赤 だらけの メネルブは金ボタンのカフスと愛接した 乗り換え切符の要求田舎者の 車の中は頭痛のするほど騒がしいうちに いつか下町の優しい女の話し声も混じる ようになっ た小町の歌へ止まった時混雑に紛れて 乗り逃げ仕掛けたものがあるとかいうので 車掌が向こうの路地まで中折れ坊に下げか の男を追いかけていった 後から続いて停車した電車の車掌までが 火星に出かけて大来際にはすぐさまもい 見物人が寄り集まっ た車の中から席を去って出口まで見に行く ものも あるケチケチするなえ早く出さねえか正直 に銭を払ってるこしたらいい迷惑だと叫ぶ ものもある 富士の停車を幸いに遅ればせに駆けつけた 23人が慌てて乗り込んだその最後の1人 は一時に社長の目を引いたほどの美人で 赤い手柄をかけた年は22さの丸で あるオリブ色のあコートの多元の振りから 2枚重の裏を揃わせ盾に新物のかおりでで もあるらしいしりのふさずを持ち出口に 近いつり革へ捕まるとその下の腰かけから あらよし子さんじゃいらっしゃいませんか と同じ年頃同じようなみの同じような丸が 声をかけたあら まあと立って丸はいかにもこの宮に驚いた らしく言葉を 切る5年ぶりもになるかもしれませんわね よし子 さん本当にあの藤村さんのおタでこういう 会のあったあの時お目にかかった霧でした ね電車がやっと動き始め たよし子さんおかげ遊ばせようかかります よと下なる丸はかなりに窮屈らしく詰まっ ている腰かけをぐっと左の方へ 押し詰まる金かしらしい親父が不満らしく 横目に睨み返したが真っ白な女の襟元に 文句は言えず押ししかれた古い の羽を大事そうに引き取りながら順送りに 席をいっ た赤い手柄は腰をかけ両袖とふさ包を膝の 上に乗せ て購入会はどうしちまったんでしょう この頃はさっぱり会費も取りに来ないん ですよ藤村さんもお忙しいんですよきっと 何しろあれだけのお店ですか ねお宅様では皆様お代わりもは ありがとうどちらまでいらっしゃいますの 私はもうすぐそこでおります の新富町ですか私 は言いかけたところへ車掌が順送りに金線 を取りに来 た赤い手柄のくは帯の間から塩の を出して鮮やかな発音で静かに乗り換え 深川茅場町でお乗り換えと車掌が田舎なり で速を加え た真っすぐな往来の両側にはいな光子度 伊部へ続きすりガラスの剣闘さてはまた しけした松の枝 2階の手すりに八場に手ぬいの浴衣を重ね たドテラを干した家も ある両所で太く書いた鳥かきなの安藤が あちらこちらに 見える立ちまち左右がパッと明るく開けて 電車は一筋の橋へと登りかけ た左の方に同じような木作りの橋が浮いて いる見下ろすと貸の石垣は直線に伸びて やがて正しい角度に曲がって いる池かと思うほど静止した堀割の水は貸 通りに続く光子作りの2階屋から正面に 見える古風な忍び返しをつけた黒板の影 までをはっきり映している ちょうど潮時であろう止まっている二の 戸屋が往来よりも高く持ち上がって物を 似る青い煙が風のない空中へと真っすぐに 立ち上って いる小口番線に向こう八巻の女房が船端 から子供のお川を洗って いる橋の向こう角には勝舟とした真っ白な 新しい安藤と吉を片寄せた店先の生子が 見え石垣の下には船板を1枚残らず綺麗に 組みなべた釣り船が塩層を浮いて いる人通りはほとんどないもう4時過ぎた かもしれ ない傾いた日輪をば眩しくもなくまともに 見つめることが できるこの黄身の強い赤い夕の光に 照りつけられて見渡す人家堀割石垣全ての ものの側面はその角度を鋭く鮮明にしては いたがしかし日本の空気のぜひさはエキを 区別すべき詐称のノタをつけないので割り の長めはさながら旧式の芝居の平たいかき としか思われ ないそれが今自分の目にはかって一層適切 に木編古寺菊五郎らの舞台おばいかんなく 思い返すせたあの勝舟戸作り忍び返しも 生壁の芝居小屋を過ぎるしるに車掌は何事 ぞすんとみ長と発音し た丸の1人は席を立ってそれじゃごめん くださいどうぞお宅 よろしくちっとお暇の時いらしって ください さよなら電車は桜橋を渡った堀割は以前の よりもずっと広く二の雪気もせわしく見え たが道路は立て込んだ小と氷店の松飾りに 築地の通りよりも狭く貧しげに見え人が なんということもなく入り乱れてぞろぞろ 歩いて いる坂本公園前に停車するとそれなりい ほど待っていてもさらに出発する様はない 後にも先にも電車が止まっている運転手も 車掌もいつの間にやらどこへか行って しまっ たまた食らったんだ停電にちげえ ねえ伊の羽織りにせった履きの商人が らっこの襟巻きした赤ら顔の連れなるじじ を帰り たぎの小包を首にか小僧がいち早く 飛び出していや電車の行列だ先の見えねえ ほど続いてらと 叫ぶ車掌は鞄を小に抑えながら帽子を網に 汗をふきふきかけ戻ってきてお気の毒様 ですがお乗り換えの方はおりお願い ます声を聞くととに乗客の大半は1度に席 を立った その中には唇をとらしてどうしたんだ よっぽど暇がかかるのかあすみませんこの 通りでございます岡町まで続いております からかおりらしいふさ包みを携えたかの丸 の美人が車を降りた最後の乗客であっ た自分はすでに述べたようどこへも行く 宛てはない勢が下車するその場の騒ぎに 引き入れられて何心もなく席を立ったが すると車掌は自分が要求もせぬのに深川 行きの乗り換え切符を渡してくれ た人家の屋根に火を遮られた往来には海色 に塗りたてた電車が23丁も長く続いて いる岡町の通りから斜めに差し込んでくる 日陰で向こうかどに高く低く不揃いに立っ ている宗の西洋作りが屋根と窓ばかりで何 1つ彫刻の装飾をも施さぬ結果であろう いかにも貧相に厚みも重みもない物置小屋 のように見え たオライの上に十王の編み目を張っている 電線が透明な冬の空の長房を目まぐるしく 妨げて いる昨日あたり山から切り出してきたと 言わぬばかりの生々しい丸田の電柱がどう かすると向こうの見えぬほど遠慮釈もなく つったって いるその上に衣装の技術を無視した色の 悪いペンキ塗りの広告がベタベタ張って ある竹の葉の汚らしく枯れた松飾りの間 からは家の後事に各自勝手の登りや旗が 出してあるのがいずれも紫とか赤とかいう 極めて単純な色ばかりを選んで いる自分は風前として昔の深川を思い返し た幸い乗り換えの切符は手のうに ある自分は浅ましいこの都会の中心から ひびに深川へ行こう深川へ逃げて行こうと いう抑えられぬ欲望に攻められ た数年前まで自分が日本を去るまで水の 深川は久しい間あらゆる自分の趣味硬骨 悲しみ喜びの感激を満足させてくれた ところであっ た電車はまだ不折されていなかったが すでにその頃から東京市街の美間は散々に 破壊されていた中で川を越したかのバへの 一がわずかに寂しく悲しい裏町の眺めの うちに水山と連絡との尽くしエ純粋一致 調和の美をあわしてくれたので あるその頃繁華な市中からこの深浜へ来る には電車の弁はなし人力者は金線の高い ばかりか何年間とも知れず橋の橋で近所の 往来は竹洗いで狭められ小石や砂利で車の 通れぬほど荒らされていたところから誰も 彼も皆潮止めから出て30軒堀の堀割を 通ってくる小さな石油の蒸気線もしくは南 八丁堀の柏interestに出ますよ出 ますよと呼びながら一向出発せずに東府屋 のような鈴ばかり鳴らし立てているロブに 乗り石川島を向こうに望んで一山森に沿い やがてひしを上しの波に揺られながら インド洋でも横断するようにやっとのこと で江橋の川島を横切り越中島から浜町の 堀割に入るのであっ た藤様の西という昼過ぎなぞ三経戻りの 人々がつ真玉成田さんのち土大工の住吉 踊りの人形なぞ様々なおもちゃを手に下げ たその中には根上がりの胃腸返しや印番の 頭なども混じっていてソの早船は炉の音を 揃え低したの間をば声をかけ合い静な牛に 従って流れて いく水に移る人々の衣服やおもちゃや鳥鎮 の色それをば処し止めと高察うったる口た 木の端から欄間に持たれて眺め送る心地の いかに絵画的であっ たろう夏中先の遊郭に灯ろの模しのあった 自分夜遅く船で通った景色をも自分は一生 忘れ まい戸の影から漏れる鈍いほかが酒によっ て喧嘩している裸の先導を 照らす川沿いの小の裏窓からいやらしい姿 をした女が掘りもした裸の男と酒を飲んで いるのが 見える水門の忍び返しからおのつが水の上 に枝を伸ばした庭がおかげ静かな料理屋の 階から芸者の歌う歌が 聞こえる月が出るそうこの屋根の影になっ て片側は真っ暗なかぶを新内の流しが 通る水の光で明るく見える板橋の上をつけ た車が 走るそれらの景色をば言い知れず美しく 悲しく感じて万考の市場を託したその頃の 自分は若いものであっ た反問を知らなかった江戸趣味の硬骨のみ に満足して心は実に平和であった金勇者の 芸術を立派なもの新しいものだと思ってい た近松や西角が残した文章でいかなる感情 の激動をも言い尽しうるものと安心してい た音波の同様色彩のノタ空気の 口調そんなことは少しも自分の神経を刺激 しなかったそんなことは芸術の範囲にいる べきものとは少しも予想しなかった 日本は永久自分の住むところ日本語は永久 自分の感情を自由に言い表してくれるもの だと信じて疑わなかっ た自分は今髭を生やし洋服を着て いる電気鉄道に乗って鉄でできたえたい 場所を渡るのだ時代の激変をどうして感ぜ ずにい られよう夕日はニや小柱の服装している 越前堀からずっと遠くの方をば眩しく煙の ようにくらして いる影のように黒く立つ石川島の前側に いつもくそとなく停泊している小前線の 横原は赤赤と日の光に彩られ た橋の下から湧きのる石炭の煙が時々は先 の見えぬほど橋の上に立ちまうこれだけは 以前に変わらん眺めであったが自分の目は 立ちまち佃島の彼方から深川へとかけられ た一筋の長い端の姿に驚かされ た包の上の小さい松の並木橋の上の人影 までがはっきり絵のように 見える自分はえた橋の向こう岸で電車を 降り たその頃はほとんど門並に知っていた深川 の 大通り角の浜屋にはいな女房がいた名物の せ屋の娘はどうした かしら一時後方もなく消え失せてしまった 果自分の記憶を呼びかそうと自分は キョロキョロしながら 歩く無論それらしい娘も女房も今は見当 られようはずは ないしかし深川の大通りは相変わらず 日当たりが悪く妙にこの土地ばかりうよう な気がしてシチは風もなかったのにここで は松飾りの竹の葉がざわざわ行って動いて いるよく見覚えのある深川の登りがたった 1本寂しげに昔の通り横丁の曲がり角に 立っていたので自分は道路の新しく 取り下げられたのもほとんど気づかず心は 全く10年前の懐かしい昔に立ち返ること ができ たつい名を忘れてしまった思い出せ ない一筋の板橋を渡るとやがて左へ曲がる 横丁に上りのごとく吊るした幾筋の手ぬい が見えるコと黒と柿色の配合が全体に色の ないバの街とてこさ強く一目を 引く自分は深川に長い不道の社であると すぐさま思い返してその方へ曲がっ た細い土にかかった石橋を前にして内人新 吉原校と近事で書いた問を入ると真っすぐ な四石道の左右に並ぶ休茶屋ののれと炎の 手ぬいが目覚めるばかりつがってその 奥深く石段を上がった小高いところに本殿 の屋根が夕を受けながら黒くそびえて いる3系の人が2人3人と大上がりおり する石段の下には駅舎の机やつ売りの露点 が23元出てい たそのそばに小や子供や人が大勢 立ち止まっているので何かと近づいてみる と坊主頭の老人が木魚を叩いてアだ教を やっているのであっ たアだ教の隣には誇りで灰色になった 髪の毛をぼぼ生やした盲目の男がシミ線を 抱えて小さく身をかめながらしゃがんでい たアホだら教を聞き飽きた三経戻りの人 たちが3人4人立ち止まる砂利の上の足音 を聞き分けてもの男は懐に入れた歌詞の バチを取り出しちょっと調子を調べる3の 糸からすぐチントンシャンと弾き出して 低い呂の声を喉へと飲み込んで あきの よと長く引っ張ったところでつく息と共に 汚い白目をちょろりとさせ仰向けいう顔と 共に首を斜めに振りながらよわ と歌っ た声は枯れているシミ線の1の糸には少し の触りもないけれども歌い出しの秋という 節回しから表紙の間取りが山の手の芸者 などには到底聞くことのできぬ確かな歌沢 節であっ た自分は懐かしいばかりでない非常な尊敬 の念を感じて男の顔ば何ということもなく しげしげ眺め たさして年取っているというでもない無論 明治になってから生まれた人で あろう自分は何の理由もなくかの男は 生まれついての盲目ではないような気がし た小学校で地理とか数学とかによったら 以前の小学制度で後頭家に英語の初歩 くらい学んだことがありはしまいかけれど も江戸伝来の趣味星は九州の足不が経営し た俗悪無雑な明治と一致することができず 火山を失うととにもになっ たそして映画の昔にはシャレ半分の理想で あった芸に身を助けられる哀れな境遇に 落ちたので あろうその昔芝居屋の混雑おさいの座敷の ひ線最の真道花笠に寄ったその目は永久に 光を失ったばかりにかって浅ましい電車や 電線や薄っぺらな西洋作りを打ち不幸を 知ら ないよし 知ったにしてもこういう江どっこは我ら 近代の人のごとく熱烈な剣をふを感じ まい我れながら下せられぬ反問に苦しむ ような執着を持って いまい江戸の人は早く諦めをつけてしまう すぐと自分で自分を霊障する特徴を備えて いるから 高い3の糸が仕りに 響く ずる もの はとだって無人は首をひょいと前に 突き出し顔をしかめ て [音楽] かねまか という1番高い節回しをば枯れた自分の喉 をよく承知して匠に裏声を使って逃げて しまっ た夕日が左手の梅林から流れて盲人の横顔 を 照らすしゃがんだ哀れな影がいかにも薄く 後ろの石垣に移って いる石垣を築いた石の一辺ごとに能した人 の名前が赤い字で掘りてある芸者芸人とび のも芝居の出方 地内皆金星に関係のない名ばかりで ある自分はふと後ろを振り向いた 梅林の奥公園外の低い人家の屋根を越して 西の大空一体に濃い紺色の夕雲が ものすごい壁のようにたき沈む夕日は生血 のひたるごとくその間に燃えて いる真っ赤な色は驚くほど濃いが光は弱く 鈍り衰えて いる自分は突然一種悲そな勘に打たれた あの夕日の沈むところは早稲田の森で あろうか本郷の丘であろう か自分の身は今いかに遠く東洋のカルチェ ラタンから離れているで あろう無人は一局終わってすぐさ 受け ておうよの木はと歌い 続ける自分はいつまでもいつまでもくれ ゆくこの深川の夕を浴び名神の霊なる本道 の石垣の下に佇んで歌沢の羽を聞いてい たいと思った えたい場所を渡って帰って行くのが耐え られぬほど辛く思われた一層明治が生んだ 江戸水母の詩人斎藤旅のごとく滅びて しまいたいような気がし た ああしかし自分はついに帰らねばなるまい それが自分の運命だ川を隔て堀割を越え盛 を上がって遠く行く大久保の森の 影自分の書斎の机にはワグナーの画像の下 にニーチェの死ザラストラの一巻が開かれ たままに自分を待っている [音楽] 新教や よりボタンの客 長い 花風コレという芸者と2人連れふいとした その場の機械で本所のボタンを見にと両国 の橋元から早船に乗っ た5月の末だからボタンはもう散ったかも しれ ない実は昨日の晩芝居で図らず出会った まま 大地の待ち合いへ泊まって今朝は早く帰る つもりのところを雨に止められたなりその 晴れるのば昼過ぎまで待っていたの だ1日小座敷に閉じこもっていただけに 往来へ出ると覚えず胸が開けて人家の間を 川から吹き込む夕風が何とも言えぬほど 爽やかに水後山 2人とも自然と通りかかる柳橋の欄間に 持たれ た雨上がりのせいでもあるか日は今日から 突然長くなり出したように思われた ちょうど寺院の天井に渦巻く加納派の雲を 見るような羽の村が空一面行にも層をなし て動いて いるその間間に艶のある濃い青空の色と 次第に薄れていく夕の輝きが際立って 美しい神田川をまっすぐに揚げの濃い緑色 の水の表は遠い明人の森に沈んだ油を受け て未だに磨いたガラス板のように光ってい たが二や小舟の服装する川口から正面に 開ける大川の表は長めの遠いだけに夕暮れ の水はなおさらキラキラと目を いる各土の正しい石垣の両側に痩せた柳の しりが絶えず風に揺られていながらいかに ももく静かに 見える騎士に近い芸者屋の稽古ジミ線も今 はえた 辺りは一刻一刻雲の動くに連れて夕方 ながらにかって明るくなり雪気の人の顔や 着物の島がはっきり見えるばかりか雨に血 を現れた後の町全体がいかにも清らかに 落ち着いて心持ちよく 見える湯の女が化粧道具を手にして行違い 様に離していくその襟筋が驚くほど白く 浮き上がって いる早くもコウモリの飛び出したのを子供 が素早く見つけて追いかけて いる近くに耐えざる電車の 響き遠くに気仙の笛の根が長く王を引いて 消えたがすると川口へ大きな屋根を 突き出した亀星の2階で育ちの3元が一度 に調子を合わして響き出し た雨に濡れたまままだ乾かない流行艇の板 の外には毛に赤い毛皮を敷いたうるし塗り の新しい人力者が2台ばかり置いてあっ た裾模様のを取った者1人と目覚める ばかりな油然染めの振り袖を着た半玉が 早足に柳の垂れた角口へ入って 行くそれをば通りがかりのものが珍しそう に振り返って見てい た行き ましょうこが言うので自分は大通りを両国 の方へ歩き出ました すぐうへ帰るかい車をそういよう かこは軽く首を振ったままずんずん歩いて いく自分は大通りから大川の方へ広がる夕 の空を仰るだけ広く青い だ橋の手前は近所の飲食店から物にる匂い の立ち中を電車の行それを待つ人橋を渡る 荷車なぞで非常に混雑して いる不とその 瞬間自分は女を連れて待ち合いから出てき た自分とこのように休まず活動している 世間との間には全く交通しない隔てがあっ て自分と世間とは別々の運命に支配されて 別々のの方向に動いていくような心持ちを 深く感じ たいつも日のくれに感ずる心の静まりが 主な原因であろうけれどわけもなく力抜け がして心が落ち着いてしまってそれでどこ にか言えない優秀がわかまって いる別に別れを惜しむというでもない1日 の優等を関与するでもない水の流れに感動 するでも ないただ都会というものが都会に生まれた 人にのみ与える人口の陥落を自分は今日 までに見したその夢の様々を一時に 思い返すような気がしたの だ危ない よ手をを引いてやって電車の線路を横行っ たがするとこが川端に立てた絵札の文字 を 早船4つ目のボタン大人4000と読ん だ行ってみよう か女はいつもにない若々しい元気な声を 出してええ行きましょうまだ私度も行った ことがないの よ自分ら2人はそれなり石垣へかけた板の 歩みを渡り古い天魔線を伝わってうりを しいた煮船へ乗ったので あるきしたメリアスのシャツの上に十文字 に腹掛けをめた22さの若い先導が並んで ついだ隣の空舟の先導と話をしていたが 自分たちの乗ったのに元気を得て背を丸く してしゃがんでいたのを急に立ち上がって まだ片手には水掛けのキセルを持ったまま さあ出ますよ本性のボタン行き出ますよ出 ますよと大声でゆきの人を呼びかけ た船の中から見上げると岸の石垣が高いの でゆきの人の足ばかりしか見え ない自分はこの分で待たせられたら せっかく向こうへ着く自分には日が暮れて しまうだろうと思ったので2人買い切りに するからと言い出すと先導はすぐにロを水 に入れたばかりかあだだいい容気になり ましたと言ってうりの上へタバコ本まで 持ち出してくれた ちょうど有の道渡る頃川の流れは緩やかに 小舟は先導が若い腕の力で前後にロをその 力に連れて軽く揺れながら進んで 行く子供の自分UBがよくギコギコ船は どこと言ってゆすってくれたようななんと なく遠い懐かしい現代を離れた一種の 柔らかい感情が浮かんで くる両国橋には通行の人がいくたりも欄間 に持たれて強化へ箱を浮かしたような桟橋 へたまなくついては出ていく川蒸気戦それ から上がり降りする人の混雑を眺めて いる浜町の方の騎士が次第に遠くなるに 従い向こう岸の屋根の上に並んでいる拙い 広告の絵看板がだんだんはっきりと見えて くる未だに夕日を遮りつつ黒い雲の動いて いる大空は川島の方へと低く覆いかぶさっ ている辺り水の上をば低くハような新大橋 の彼から製造場の煙が渦巻きながら 立ち上って いるちょうど川の中ほどまで来た時1つ目 へ渡る私とほりをすれあわし た私船には朝木もめの大きな四角な罪を 背負った商人邸の男と合せの胸を腹巻の 見えるほどに引き明けて帽子もかぶらぬ 遊び人らしい若いいい男が乗ってい たその時通りすぎる蒸気線の横波で自分 たちの早船もそこの平たい私船はなおさら に激しく左右に 揺れる横波は川面を滑っていってドベの中 に恐ろしくばの茂った浜町の石垣から オライまでも早上がりそうに白い泡を立て たのがよく見え た早船は手先の尖った漁船のことで横波で 揺られる最中に私船より先になって立川の 入り口に 近づく川口の突き出した空地に小らしい 新しい2階建ての家が並んでいて布団を 干した手すりに胃腸の女が2人水の流れを 見ていたすると先導は突然大声でこちいい よ電気でと叫んだ女は返事をするどころか 恐るごとく引っ込んで しまうなんだいと自分が聞くと先はあった 調子であらな3元ともみんなイバ屋でさ いいところへを食いました よこは嫌な顔をして自分の膝を つきあなたタバコをちょうだい ぐっと1つ力を入れた鳥勝で船は石垣の下 を回って堀割へ入ったががすぐに位の橋と 木札を打った橋を くぐる狭まっかぬ掘りまりには水の続く 限り様々の荷を積んだ荷船が生そとなく 繋がれて いるちょうど仕事をしまい終わったところ と見えてどの船でも先導は船べりへ しゃがんでタバコをふかしながら空を見て いる川水で汗を吹いているのも ある乳房はこう背負ったままどの間に置い たかどに火を炊き飯びを洗いなぞして いる主に石炭柄を炊くので煙の匂いが強く あたりに立ちまい赤い炎がチラチラ川水に 移るこれには珍しそうにそれを眺め 船の中に寝るんでしょう かそう さおだはね浮を離れてと自分の顔に目を 移し たいけないぜまた思い出し ちゃできないものは仕がない さそう言ったけれどしかし自分も妙に 悲しかった 自分はコレと2人で一時築地へうを持った こともあるしかし半年ほどで相談の上女は 元の芸者になっ た あなたもう一度私とうを持ってみない こと嫌です か嫌なことはないだけれどもやはりダメだ よせ見たように時飽きてしまう よそうねでも私迎車していてもつまらない から何をしてももうつまらないんだよ女房 になって暮らしの苦労なんかしたらなお つまらないお前が30僕が356になる までもう34年はやはり若い気で浮いて 暮らした方がというのでお前も承知の上で あそこの看板を借りてみたんじゃない かそりそうですけれどどうかするとうちを 持ってる時より帰ってあなたにも500会 をかけるから私やっぱりもう女将さんで くすぶってしまおうかと思った のそれも悪くはないがね一度落したものに は茶屋の感情は惜しくないが生活の苦労と 来たら実際バカバカしくってできたもん じゃないよお前だって何々さんの剣だとか 何々さんのお広めだとかどこそこの 付け届けだなんて言うと随分よく気を つけるが水道部の届け書だとか何とか言う と時期に並行しちまうじゃない か私たちはいつまでたったって夫婦にな れっこないわねそういったものでもないさ つまりもう少し年を取ればいいのさ惚れ ようとも惚れられようとも思わなくなれば いいのさ世の中の楽しみに未練がなくなれ ばいいんだお互いに浮気でもされやしない かと心配したり苦労したり嫌みを言ったり するうちが話すさ2とも夫婦難ぞになって もならないでもどうでも良くなれば自然と 落ち着いて一緒になっていられる よつまらない世の中ね ああつまらない さ電車の通る二橋を起こすとどこまで行っ ても真っすぐな川筋には同じような木造の 低い橋がいくつとなくかかって いる1つの橋をくるかくらのうちにまた他 の橋が現れて くるいずれの橋の欄間にも子供がありの ようにたって騒いで いる橋の上のみならず揚げ場のような空に もいたずら盛りの子供が群れあまりその中 には男におらぬ女の子までが加わって両方 の騎士から負けず劣らず向こうがの 金太郎頭が散々長いなと互いに声の限り わめきあって いるその金切り声は水を渡り騎士に伝わっ て後ろから追いかけてきて自分らが船の 進みを急がすように思われ た風の耐えた夕暮はにわかに沈み帰って水 に移る倉庫の白い壁の色が鮮やかに住み二 の物にる炎の色がさっきよりもよほど赤く 見えるようになっ た屋根の形に美しく薪を積み上げた物影は もう薄ぐらい 橋の多元の所々に竹屋の竹竿がいく束にも なって立てかけてあるのが夕方の空に対し ていかにも高く黒く鋭くそびえて 見えるしかしどこまで行っても長めは少し の変化をも示さないので最初は珍しかった 船に揺られる心持ちも今では海疲れて滑り の腰が痛くなっ たこの川どこまで続いてるん でしょうコメド までボタンまでまだよっぽどあっ て俺が3の橋だろうもう大したことはある ま自分もこと共にあびを噛みしめ たどうだねもう役者なんぞを買って見る気 はないかバカバカしくってお金もらっても まっぴらよ線のうは人から冷やかされたり なんかするとないない嬉しくってたまら なかったけれどこの頃じゃ時たまあなたの ことなんぞを言い出されたってえそうです かとばかりでねもうおかしくも面白くも なんともない わ全くさ人の噂なんぞもう珍しくないな しかしそれでいていざ一緒になってみると やっぱりダメなん だ真珠でもしちまいたいわね 一層できたらそれもいい ね世間じゃなんて言う でしょう色々に勝手なことを言うだろう しかし3日立たないうちに忘れてしまう さじゃあつまらないわつまらない さ2人でまたあびをし ただからそんなことを考えるよりいそ男も 色も何にもなしで暮らせるように両を決め た方がよっぽど履行かもしれ ないあなた見たように道楽しいた人なら女 なしでも暮らせるでしょうね考え次第で お前はどうだ役者も買い飽きたと言った じゃないか役者は嫌さ役者とテストは違っ てよじゃただ男として おこうみんなから捨てられちまってさ他に 誰もこれっていう人が見当たらなければ 帰って気楽に1人で暮らせるでしょうよだ けれども世間の人が面白そうに泣いたり 笑ったりしてるのを見ると本当に尺だ わねえ あなた田舎で暮らしてみなくってどこか 遠い山ん中で世間離れ てそれもほんの当分だ箱根にだって1週間 と我慢ができなかった からしょうがないねじれった 先導が旦那と声をかけて二の間に浮かべた 天満線に早船をつけ たかは倉庫の間が少しばかり物上げ場に なっていてその向こうに人力者のたまり場 が見え た上がるとさい往来を隔ててすぐさ県人の 角口に円と書いた札がかけて あるたださえ湿気の多いバのことで来は 随分抜かて いる自分は女と2人で水溜まりをよけ ながら門を入り大きな小木の端物を並べた 庭石の間を伝わって行くと雨を防ぐ低い吉 の天井に夕暮れの光を遮にた奥庭は一面に もう真っ暗であっ たちょうど23人の女中がホボに吊した ランプに火をつけ回しているところで列を なして植えつけたボタンの花は折からの 鈍く黄色いランプの光に朦朧としてわずか に夕闇の中から浮き出してきた しかし大方はもう散りかけて いる散らない花もすでに 情けなく色覚めてずばかりが黒く大きく 開けて いる強い日の光や爽やかな風にさらして おいたなら遠に潔よくってしまったものを 人の力で無理やりに今日までのりを保たせ た深い疲労と健体の情は庭住の衰えた花の 一人ずつから湧き出してちょうどそれに よく似た自分たち2人の心に流れかうよう な気がし た佇んで見ていると風もなければ歩く人の 足音もないのに彼方の花も こなたの花も言合わせるように重そうな 花びらを絶え間なく 落とす花びらは黒い歯の表にとまるのも あればランプの光の届かない墓の土に 滑り込んでしまうのも ある時間が遅いのと自説が過ぎたのとで 見物の人は1人も入ってこない 外の貸通りでは依然として子供の生やす声 がおりおりは帯びたらしく人数の増える らしく高まって 聞こえる本上のボタンってたったこれだけ のことな の名物にうまいものなし さ帰りましょう ああ帰るお [音楽] 今回の朗読はいかがでしたかそれではまた 次回お楽しみに [音楽] [音楽]

💬夢、酔、幻、これが吾等の生命―。
世間のつまらぬ“不平”や“不愉快”を忘れるには、
“学問”に遊ぶのが第一の方法!

芸者遊びや文豪たちとの交流、私娼窟通いといった派手で華々しい生活をしていた一方で、
晩年には一人暮らしをし、徹底的な個人主義者としても知られていた。
何気ない出来事や妖艶なテーマを芸術にまで昇華させ、生涯にわたって私小説を書き続けた。
フランス文学の影響を感じさせる流麗な作品から軽快な作品まで、作風が非常に幅広いのが荷風の魅力!

🔷随筆 『📍深川の唄』を朗読します!🔷
明治末年、外遊から帰国して東京の喧噪や雑然さに憤然とする中で訪れた深川で、
たちまち懐かしい昔に戻ることができたしみじみさを描く随筆―。

🔷花柳小説「新橋夜話」から『📍牡丹の客』を朗読します!🔷
江戸末期から続く新橋の花柳界で働く芸者を描いた小品集―。

【用語解説】
📙花柳小説(かりゅう しょうせつ)
花柳界の女性(芸者、遊女)を描いた小説。

📌目次
00:00:00『オープニング』
00:00:29『深川の唄/随筆』
00:45:46『牡丹の客/花柳小説』
01:12:00『エンディング』

👦🏻永井荷風(ながい かふう, 1879年 – 1959年)
日本の小説家。
日本芸術院会員、文化功労者、文化勲章受章者。
夏目漱石や森鴎外らと並ぶ日本を代表する文豪。

【主な代表作】
1900年『おぼろ夜』でデビュー
1908年『あめりか物語』
1909年『ふらんす物語』
1913年『珊瑚集(訳詩集)』
1918年『腕くらべ』
1920年『おかめ笹』
1931年『つゆのあとさき』
1937年『濹東綺譚』
1917年 – 1959年『断腸亭日乗(日記)』

【主な受賞歴】
1952年 文化勲章。

【関連ワード】
藤沢周平, 邪剣竜尾返し, 臆病剣松風, 暗殺剣虎ノ眼, 必死剣鳥刺し, 隠し剣鬼ノ爪, 女人剣さざ波, 悲運剣芦刈り, 宿命剣鬼走り, 酒乱剣石割り, 汚名剣双燕, 女難剣雷切り, 陽狂剣かげろう, 偏屈剣蟇ノ舌, 好色剣流水, 暗黒剣千鳥, 孤立剣残月, 盲目剣谺返し, たそがれ清兵衛, 山本周五郎, 宮部みゆき, 池波正太郎, 鬼平犯科帳, 司馬遼太郎, 竜馬がゆく, 向田邦子, 岸田今日子, 松本清張, 横溝正史, 江戸川乱歩, 赤川次郎, 西村京太郎, 夏木静子, 村上春樹, 東野圭吾, 綾辻行人, 湊かなえ, 角田光代, 小野不由美, 浅田次郎, 阿刀田高, 宮本輝, 時代劇, 時代小説, 歴史小説, 推理小説, ミステリー, サスペンス, フィクション, ノンフィクション, sf, 恋愛, ロマンス, 童話, 絵本, ドラマ, ラジオドラマ, 作業用, 睡眠用, bgm

【関連リスト】
🖊️夏目漱石
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usUaxriSMknKcd7wKOUB5EH5

🖊️太宰治
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usW9alj3SZ_CfqGmMK0TXEPt

🖊️川端康成
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usWdDvSfkAPtmcwj6efc1p88

🖊️宮沢賢治
👉https://youtube.com/playlist?list=PLSr72dsO_usUGBy6U5FhOgQ0SdK8Cxcs8

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#朗読 #新橋夜話 #永井荷風

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