【スカッと】先天性の障害を持つ娘が夏休みの自由研究のテーマに悩んでいると、義妹「その障害をまとめたら?w楽ちんでしょ?w」怒りで震える私を制し娘がニッコ
ああ 涼しい 生き返る義の綾はさも当然のように我が家 へ来てはいつものようにエアコンの聞いた リビングのソファーに寝そべった宿題をし ていた娘のりんが迷惑そうに顔を しかめるどれどれ自由研究が終わってない らしい な根が夏休みの計画表を覗き込んでいっ た私にも覚えがあるよ自由研究ってさ結局 何をやっていいかわからないよねその点 りんちゃんは羨ましい などういう意味です かとりんがいぶかしげに 尋ねるだっってりんちゃんみたいにそんな 面白い顔で生まれてくる子なんてめったに いないじゃんそのをまめたら楽 でしょリンは生まれつき上唇や上顎が 避ける更新公害列という珍しい疾患を持っ てい たこれまで何度も手術を繰り返してきたが 何より辛かったのは周りが倫に向ける視線 だ疾患の影響で口から鼻にかけて歪んだ顔 に周りの無な視線が痛くき刺さっ たどうして私だけこうなのとりんが涙 ながらに訴えてきたこともあっ た綾のあまりに心ない発言に私は黙ってい られなくなっ たあねさんいくら身内とはいえ言っていい ことと悪いことがあり ます私はただ事実を言っただけじゃん そんな面白い病気についてまとめたら みんな喜んでくれるんじゃ ない綾はリンの病気のことを面白いと言っ て いるこれまでリンと私たちがどれだけ苦痛 を積み重ねてきたのかも知らずにゲラゲラ 笑っているの だりんこんな人の言うこと気にしないで いいから ね私は綾の腕をつみ力づくで家の外へと 引きずり出そうとしたそのンがゆっくり 立ち上がってにっこり微笑みながら言っ たママ気にしないで私決めた よ私の名前は中川 優香私は小学生の娘りと2人で暮らして いる夫の弘樹は良き夫であり良き父だが 仕事の都合で単身不妊中 だ ただいまママ今手を洗ってくるから野菜 切るのは私に任せ てそう言ってリンはマスクを取り外し た今でこそ流行り病で誰もがマスクをつけ て外出するようになったがリンは幼い頃 から家族以外の前ではマスクをつけて生活
してい た素顔を見せることにはまだまだ抵抗が あるのだろう リンは更新公害列という一般的には聞き 馴染みのない障害を持って生まれてきた 上唇や上顎が避ける先天性の疾患で日本で はおよそ500人に1人が発しすると言わ れて いる生まれてきた我が子を見て私と夫は 驚いたが同時にこの子を絶対に守ってやる と2人で誓い合っ た 更新公害列は何度も手術を繰り返す必要が ありリンが初めて手術を行ったのは生まれ てわずか2ヶ月後の ことその時の手術では口元を閉じることは できたものの口や鼻の歪みを完全に直すに は至らなかっ た世間の多はこの疾患のことをよく知ら ないそれだけに瓶が大きくなるにつれて 周りからどんな目で見られてしまうか私は 不安だっ たきっとリンが傷つくこともある だろうそれでも私と弘樹はリンを普通の子 たちと同じように学校へ通わせ同じように 遊園地へ連れて行って他の子たちと何ら 変わらない生活をさせてあげようと 話し合っ た何度も病院と自宅を往復する日々は幼い りんにとって苦痛だったに違い ない普段はあまり泣き言を言わない子だっ たが手術の前になると ママ言葉にはできない不安がつきまとって いたの だろう眠りに着くまで私の手を話そうとし なかっ た小学生になったりんは帰宅すると学校で の出来事をあれこれ笑いを交えながら話し てくれ た今日ね同じクラスのなや君が先生の ものまねやっててすごくおかしかったんだ よ給食の時ね欠席したこのプリンを誰が 食べるかみんなでじゃんけんしてひな ちゃんが買ったんだ よこの前のゴールデンウィーク隣のクラス のあ君が家族揃って泉旅行に行ったんだっ てだけど車を運転していたお父さんが途中 で道を間違えて大変だったんだっ てそうやって夕食時には毎日楽しい話を 聞かせてくれるりだったが私はある違和感 に気づい たりんが語る話題の中にりん自身が全く出 てこないの だンは常に誰かが言ったことやったことを ただ私に伝えている
だけリン自身が友達の誰かと何かをやった という話は1つも出てこなかったので ある嫌な予感がありつつも私は直接その ことを問いただす勇気がなかっ た2年生になったある日りんが泣きながら 学校から帰ってきた どうしたの何があった のリンが泣く姿を見るのは手術の時以外に なかった私は驚い たりんは悔しそうに口をつんでいたが こらえられなくなったのかさらに大声を 張り上げて泣き出し た大丈夫だよ思いっきり泣いていいから ね私は娘を強く抱きしめ たしばらくして落ち着きを取り戻したりん はあのねママとそれまで胸のうちにしまっ ていた気持ちをトロしたので あるリンは小学校に通う時口や鼻の歪みが 分からないようにずっとマスクをつけて いるのだがそれでも給食の時間はマスクを 外さなければなら ない初めてみんで机を囲んで給食を食べて いる時ふと向い合った男子からお前の顔 変わってる なと指を刺されて笑われてしまっ たそれをきっかけに他の子たちもリの周囲 に集まってきて本当だ おかしいと口々に思ったことを口に出し た担任の先生が慌ててほらみんな席に着き なさいとしってようやくその場は収まった けれどその日からリンは周りから気悪がら れて友達の輪に入れてもらえなくなったと いう1年以上もずっと我慢していた なんてどうして今まで黙っていた のだってママもパパも私の病気のせいで いつも大変でしょ手術だってお金いっぱい かかっちゃうし私のために何度も病院とお 家を行ったり来たりしないといけない しりん私たちのため に子供ながらにリンが私たちに気を使って いたことを知り私は母親としての不なさを 痛感し たどうして私だけこうな の話し終えたりんの目からは再び涙が ポロポロとこぼれ落ち たごめんね りんこの子は何も悪くないのに学校で とても辛い思いをして いるいや学校だけではないおそらくこの先 リンはこあるごとに疾患を理由に周りから おかしな目で見られてしまうかもしれない リンに辛い思いをさせてしまった原因は 紛れもなく海の親である私なのだと自分を 責め たごめんねりんこれからはママできるだけ
りんのそばにいてりんのことを守るって 約束するから仕事で忙しいお父さんの分 まであなたと一緒にいる から私はもう一度リンを強く抱きしめた 帰宅した弘樹にそのことを伝える とそうか大変な時にそばにいてやれなくて すまないお前にだけ大変な苦労をさせ てと弘樹も自分を責め た仕方ないよ私はリンの心を守るから あなたは私たちの生活を守って2人でリを 守っていきましょう ああそうだ な私たちは改めて娘を守りのこうと 誓い合ったの だその日を境いに私はそれまで働いていた アパレル会社を退職し専業主婦になっ た3年生になったリンは4回目の手術を 受けることになっ た過去3回の手術は を少しでも目立たなくする程度だったが4 回目の手術は骨盤の骨を上顎に移植すると いう ものこれまで以上に大掛かりなものだった がそのおかげで口から鼻にかけての歪みは 目立たなくなり外見的には他のことなんら 変わらなくなっ たしかし骨盤の骨を削った分リは自力で 歩くことが一に困難になりしばらくは車 椅子生活を余儀なくされて しまうそれでもリンは何度も自分の顔を 手鏡で眺めてはねえねえママ私の顔可愛く なっ たとそれまで見せたことがないほど明るく 華やかな笑顔を見せ た顔の違和感がなくなり嬉しそうに微笑む 娘を見て私も嬉しくなった そうだねりんはとても可愛い よ私は娘の髪を部屋ブラシで整えながら 言葉をかけ た手術が終わってしばらく立つといよいよ 本格的な歩行訓練が始まっ た最初は慣れないリハビリにリはすぐ転び そうになったが私が手を差し伸べようと するとママは黙ってみててとりんに怒られ てしまっ た手すりに捕まりながらりんは歩くたに顔 を歪ませ ながらこんなの全然大したことないよだっ て私の顔がちゃんと可愛くなったんだよ ラッキー じゃんと1度も弱を吐くことはなかっ た痛くない大丈夫 私はどうしても心配になってリンの体を 支えたくなって しまうずっとおかさんに支えられてたん
じゃリハビリの意味ない じゃんとリンは恥ずかしそうに笑っ た前向きにリハビリに取り組んだ結果腰の 痛みは完全に消え去り松葉もいらないほど リンは1人で歩けるようになっ た それから2年後リンは5年生になってい た唇には相変わらず手術跡が残っている もののそれは言わなければ気づかない ほどリンはいつしか鏡で自分の顔を眺める ことが好きになった らしい朝起きると真っ先に洗面所へ向かい やかな笑顔で鏡に映り込む自分と向き合っ ている 以前は鏡に近づくことも嫌がっていたの にその当時の記憶が遠い昔のことのように 思えて私は苦笑してしまっ た あああパパに会いたい なとりんがため息混じりにつぶやい た弘樹は会社の都合で遠方に単身不妊して いた 弘樹とは時々ビデオ通話で連絡を取り合っ ているが近くにいるのといないのとでは 気持ち的に全然違うもの ださやかちゃんは家族で海外旅行に行くっ て言ってたんだよ健一はキャンプに行くっ て言ってるしみんな羨ましい なあ夏休みだというのに親の都合でどこへ も連れて行ってもらえない状況をリは嘆い たそんなある日休日を自宅で過ごしている と突然インターホンが鳴っ た私出る よ洗濯物を干していて手が離せない私に 変わってリビングで夏休みの宿題をしてい たりんが手を止めて玄関へ向かっ たなんだおばさんかまた来た のの嫌そうな声が聞こえてき た失礼ねまた来たのはないでしょ私は あんたにとっておばなのよ身内なんだから 何度来たっていいじゃ ないそう言って来客は娘の断りもなく ずかずか家の中に上がり込んできた ああ 涼しい [音楽] 生き返る私はベランダから顔を出してあ さん いらっしゃいと形ばかりに来客を歓迎した 客はあねと言って弘樹の妹で ある弘樹から聞いた話によると綾は高校を 卒業した後しばらくは小さな勝者で事務員 として働いていたが仕事もせずにサボって いたのを先輩にとめられ激しい論に3ヶ月 と持たずに自食して現在は実家暮らしをし
ていると いう親父に聞いたんだが求人誌を見せても 全く目を通そうともしないらしいすぐ床に 放り投げて部屋でゲームばかりやっている んだってさと弘樹もあねのやる気のなさに 呆れて愚痴をこぼしていたほど だ根はさも当然とばかりにソファーにと腰 を落とし たリンが宿題に戻ろうとすると綾は焦んだ シャツの胸元にパタパタと風を取り込ん で あつ異常気象だな 全く勉強中のりんにはお構いなしに大声を 出し たりんが迷惑そうに顔をしかめるとそれを 綾は見逃さなかった おばちゃんのこと迷惑かとみついた笑みで わざと話しかけてリンの邪魔をし たリンはため息1つ吐いただけで相手に するのを避け た一一向きになって相手をすると綾は余計 に調子に乗って嫌がらせしてくることを りんは経験上よく理解しているの だりんちゃん何か冷たいものが欲しいな おばちゃん喉が乾いちゃった よ綾は猫撫で声でりんに抱きつい た暑いから離れて くださいリンが淡々とした口調でもたれ かかろうとするあの体を押しのけるとあは ちっと舌打ちし たなんだよ気がねえなあゆかさんなんか 飲み物とかない わけ私は冷蔵庫から麦茶を取り出しコップ に注ぐとそれを根に手渡し たりんが勉強しているから少し静かにでき ない無駄だと知りつつ私は低い声であねに 苦言を呈し たねえ私いっつも思うんだけど さ綾は室内をぐるりと眺め りんちゃんってさなんでいつも自分の部屋 で勉強しない わけとりの頬を人差し指でツンツンつい た嫌がって手を払いのけるリンを見てあは ヒヒヒと楽しそうに笑って いる電気台がもったいないから ですりは煩わしそうに答え た天気代ってケチケチしてんの ああママ仕事してないもんねだからあんた たち貧乏なん だリンがテーブルを怒り任せに叩きつけた いい年して働かない誰かさんと一緒にし ないで ください誰かさんってひょっとして私の ことあれりんちゃんひどいなありんちゃん のママだって外で働かないでいっつもお家
でゴロゴロしてるじゃん私と同じ でしょ違いますママは戦況主婦で忙しいん ですご飯作ったりお掃除したり洗濯したり とにかくやることが山積みなんですおば さんと違ってゴロゴロなんてしていませ んリンが気前とした態度で正論をぶつけた えりんちゃんまで私に冷たくするわけ いや聞いてようちの両親さそんなに エアコン使いたきゃ高熱費くらい払えって 一緒に暮らす家族なのに信じ られる自業自得じゃないんですか働かずに 部屋でゴロゴロ遊んでばかりいるおばさん が悪いんです よもうさあそんな金私が払えるわけない じゃん寝カフェとか満喫とか言っても金 取られちゃうしでパートは遠いしめんど くさいしさ結局頼れるのはりんちゃんのお 家 だけりんが嫌がるのもお構いなしに綾は もう一度りに抱きつい たそうやってあは断るごとに事前連絡も なしにうを尋ねてきては私たちの生活を 踏み荒らしていくの だそれでも弘樹の妹ということもあって私 は綾を無理やり追い出す気にはなれなかっ た単身不妊中の弘樹に相談するとそんなや すぐにつまみ出せなんなら警察呼んでも 構わ んと言ってくれるけれど一応身内なのだし さすがにそれだけは気が 引ける私が気前とした態度を見せないのを いいことに根はこの頃ますます付け上がる ようになっていた それにしてもお姉さんは楽ちんでいいよね だって毎日家の中で遊んでいられる じゃん別に楽をしているつもりはありませ んあねの発言に私は苛立って言い返し た放っておけばいいものをわざわざ相手に してしまった後で冷静を取り戻した私は しまったと 気づく 根はさらに調子に乗って別にゴロゴロし たっていいじゃんご飯だってコンビニで 適当に好きなもん買っちゃえばいいし掃除 も目につくとこだけ適当に済ませちゃえば 私ならそうするけど なと専業主婦の私に手抜きを進めてきた おばさんと一緒にしないでくださいていう かおばさんのせいで煩わしくて勉強に集中 できないですけどもう帰ってもらえ ますりんが強い口調で抗議したあねはおこ はと大げさに身して見せ たところでりんちゃんさっきからどんなお 勉強しているの私が教えてあげようか 足し算とか引き算くらいなら教えられるか
もそんなものは小一で習っているので結構 ですそれよりもう帰ってくださいおどれ どれなんだ自由研究が終わってない じゃん綾がリンの計画表を覗き込んでいっ た私にも覚えがあるよ自由研究ってさ結局 何をやっていいかわからないよねこれと 言って調べたいものなんて見つからないし その点りんちゃんは羨ましい なあどういう意味です かだってりんちゃんみたいにそんな面白い 顔で生まれてくる子なんてめたにいない じゃんその障害をまとめたら楽神でしょ 自分のことなんだし調べる手間も省ける じゃんあまりに心ない義の発言に私は黙っ ていられなくなっ たちょっと綾さんもういい加減にして くださいいくら身内とはいえ言っていい ことと悪いことがあり ますああ怖い怖い私はただ事実を言った だけじゃんそんな面白い病気について まとめたらみんな喜んでくれるんじゃ ない綾はリンの病気のことを面白いと言っ て いるこれまでリンと私たちがどれだけ苦痛 を積み重ねてきたのかも知らずにゲラゲラ 笑っているの だりんこんな人の言うこと気にしないで いいから ね私は綾の腕を掴むと力任せに家の外へと 引きずり出そうとし たその時りんがゆっくり立ち上がっ てママ気にしないで私決めたよとにっこり 微笑みながら言った怒りが爆発する寸前で 何をし出すかわからない私とは対象的には だって冷静 だそれじゃりんちゃんよくわからないけど あんたのママ激よみたいだから帰るわ ね悪びれる様子もなくについた笑を浮かべ てあねは引き上げようとし た私は怒りの感情をぶつけてやりたかった がりんが私のシャツの裾を引っ張って止め たママの方こそあんな人の言うことを気に しないで 綾が出ていって急に静かになった玄関を 見つめながらリが言っ たこの子にはきっと何か考えがあるの だろうそう思った私は怒りの感情を 抑え込ん だそれから3ヶ月が過ぎ たりんちゃんあまり固くならなくて大丈夫 だ よ言全国の記者が少し緊張しているリの 表情をほぐし たこの日のために新しく買った洋服を身に まといリンは胸を張って微笑ん
だその調子だとてもいい よイケメン記者に褒められてリンの頬が 少しだけ明らん だまさかリンが全国士の取材を受ける なんて3ヶ月前の私にはもしていなかった こと だ取材は近所の小さな喫茶店を貸し切って 行われ た私とは古くから付き合いのあるマスター がりんちゃん随分綺麗になったんじゃない と私の耳元で囁い たそういえば前回マスターがリンを見た時 にはまだ4回目の手術を行う前だっ たいつもリンを近くで見ている母親として は気づきにくいことだったけれど久しぶり にマスクを外す姿を見た昔馴染みの知人に は驚かれることが 多いそれくらいリンの口から鼻にかけての 形状は他の子たちと何ら変わらないところ まで治療が進んでいたので あるもちろん手術後は多少残っている けれどあえて自分から言わなければ気づか れない程度のもの だそれじゃ最後に写真を撮るよ笑っ て記者に促されてリンはマスクなしに満面 の笑みを浮かべ た3ヶ月前綾が帰ったその日の夜りんが私 に向かって高らかに宣言し た私決めたよ自由研究のテーマ自分のこと をみんなに知ってもらいたいおばさんに 言われた通りやってみる よ義に言われたことを悪い方に気にして いる様子はなかっ たそれどころか以前にも増して目が 生き生きと輝いているように思え たりんそれでいい の私が尋ねるとりんはくすっと笑ってもう ママはいつまで立っても保護なんだから今 の私はもう昔の泣き虫だった頃の私とは 違うんだよこれは自分でやるって決めた ことなのと説教するような口ぶりで返して きた自信に満ち溢れた娘を私は頼もしく 思っ たそうそれじゃあママは止めないりんの 思う通りにやってみ なさいうん分かっ たその日からリンは更新公害列と改めて 向き合うことになっ た小学校に入学して間もい頃クラスメイト から鼻の形が変だ口がおかしいなどと からかわれてきた ことそのことを両親に言えずに苦しんだ こと何度も手術を繰り返したことを当時の 写真を添えながら1冊の小冊誌に まとめ上げたのだ
[音楽] 特に私にとっても思い入れの深い1枚の 写真が あるそれはリンが私たちに学校で嫌なこと を言われて悩んでいる胸のうちを初めて 明かしたあの日に取った1枚 だリンはいや取らないでと手で制していた けれど私は構わずシャッターを切っ たなんで写真なんか取った の涙ながらに抗議するリンを私は強く 抱きしめ たいつかこの日のことを笑って見返せたら いいね りん当時のリンにはまだ理解できなかった らしくただ悔しそうに泣いているだけだっ た けれどあの後私たちはどうして周りの人間 はそんな偏見を持ってしまう について家族で話し合っ たその結果偏見は何も知らないとこから来 ているのだという結論に達したので ある確かに更新公害列は500人に1人と いう珍しい疾患だしかし治療を重ねていけ ば見た目にも他人と変わらない顔になって いくこともあるの だやその治療法についてもっと多くの人が 知ってくれたら患者がおかしな目で見 られることも減っていくのではない かそれが私たち家族にとっての一致した 願いとなっていたので ある自由研究を進めるにあたりリンは インターネット上で特設ホームページを 解説同じ疾患に苦しむ子供たちやその保護 者へのアンケートを実施した すると他の子たちも私たち家族と同じよう に偏見に悩まされ苦しんでいる現実が見え てき た頑張ってねお姉ちゃん とても勇気のある子ね私たちにできること があったら何でも言ってちょうだい ね同じ疾患で苦しむものとしてリンには 多くの心強い仲間がいることを私は知る ことができた ママ私を産んでくれてありがとう私を育て てくれてありがとうママが支えてくれた から私もここまで頑張ってこれたんだ よ写真を見つめながらリンがぼそりと呟い た頑張ったのはあなた でしょリンは生まれて間もい頃から何度も 手術を繰り返してきた 特に4回目の手術は骨盤の骨を上顎に移植 する最も大変なもので術後は自力で歩け ないほどだったけれどりんは泣き言1つ 言わなかっ たこの子は本当に強い子
だもちろん私だってマスクで顔を覆いかし たい気持ちはあるよだけどねこれは自分に しかない個性だって思えば逆にかっこいい んじゃないかなって最近は思えるように なったんだよ ねとリンは胸を張ってそう言っ た夏休みが開けて1ヶ月後学校から帰宅し たりんがジじゃーん夏休みの自由研究が 学校で高く評価されてこうして表彰され ちゃいまし たと症状をの目の前で広げて見せ たよほど私に早く見せたかったのだろう リンは息を切らせて汗が止まらなかっ た友達がね私のことかっこいいって褒めて くれたんだ よリンはこの頃学校であった出来事を嬉し そうに話すようになっ た新聞社から取材の申し込みがあったのは それから1ヶ月後のことだ インタビュー記事読んだよリンのやつ すごい なリンの記事は全国士に掲載され単身不妊 中の弘樹の目にも止まっ たすぐさま弘樹からビデオ通話がかかって き た乗るなら乗るって言ってくれりゃよかっ たのによたまたま新聞読んでたらいきなり リンの顔がデカデカと乗っているから驚い て飲んでいたコーヒー吹き出してしまった ぞ 先に行っちゃったら面白くないでしょまず は何も言わずにあなたがどんな反応をする か見たかったの よおかげでマンマとサプライズに 引っかかったというわけだ なとビデオ通話の向こうで弘樹が豪快に 笑っ たりんが横から顔を出し て久々に娘の顔が見られて嬉しいパパ まあなだけどよく疾患についてまとめよう と思ったなかなり勇気がいった だろうするとりんは笑顔を引っ込めて 真面目な顔で答え たあねおばちゃんみたいに病気や障害に 無知で心ないことを言う人が減るようにと 思って発表したんだ よあねあいつに何か言われたの か私たちは綾が夏休みに内へきてりんに 対して言い放った心ない言葉の数々を 明かし た あいつ弘樹はため息まじりにあいつには俺 の方からきつく言っておくよと分外し た翌日には今度は義母からも電話がかかっ てきてりんちゃんの記事読んだわよすごい
わねりんちゃんだけどあねがひどいこと 言ったんですって昨日弘樹から電話で聞い てびっくりしちゃったわようちの主人も カンカンあねを絶対に許さないって昨晩 からずっとよ血圧が上がらないか心配だ けどそれにしてもあねには困ったもの ねそう言って義母は近いうちに必ずあねに 謝罪に行かせるから と約束してくれ たそれから数日後約束通りあがうちを訪ね てきたのだ けれどちょっといるんでしょいるなら さっさと出てきなさい よ謝罪に来たとは思えないほど苛立った 様子でインターホンが壊れるんじゃないか と心配になるくらい連打して いる料理のの手を止めて私が応じると モニターに赤鬼のようなあねの顔が映っ た何勝手なことしてんのよと謝罪ではなく 講義の声をぶつけてき たどうして綾が激怒しているのか私には まるで心当たりがなかっ た私が変に困り黙っている とあんたの娘が余計なことしてくれたおか で私は両親や兄貴から激しく怒鳴られて しまったじゃないそのせいで私は今実家で 片身の狭い思いをしているのどう責任取っ てくれる のどうやらリの件で綾は両親や弘樹から こっぴどく叱られている らしいしかしそれは全て綾の自業自得だと 思うのだ が全く反省するそりを見せない根に私も 堪忍袋の尾が切れ た綾さんいい加減にしてください謝る気が ないなら帰って ください傲慢な態度を繰り返す義にずっと 言いたかった怒りの声を私は思いきり ぶつけ た初めて感情をむき出しに抗議する私に さすがの綾も一瞬たい だ それと夫の妹だろうと誰であろうと私の 大事な娘を傷つけるような人間は家族でも 何でもないもう2度とうちへこないで はっきり言って迷惑 ですな何よ急に怒鳴っちゃったりしてバカ みたいせっかく私がこうして謝罪しに来て やったっていうのに追い返しちゃうなんて いいわよ別にあなたがな嫁だって家族に 言いつけてやるんだから覚えとき なさい私の隣で一緒にモニターを見ていた りんが口を挟ん だおばさん今私がママとおばさんの会話を 録画しているからそんなしょうもない嘘
ついたって無駄だよどうせすぐバレちゃう よとまで聞き分けのない子供をさすように 言っ たああらそう 仕方ないわねそれじゃ今日のところは特別 に許してあげよう かしらそうしてゼリフを吐いて綾は真っ青 な顔で引き上げていっ たはすっきりし た5年生になってりんはこの頃ますます 大人びたように 思う泣き言を言わないのは昔からだった けれどそれは私たちにをかさせたくなかっ た からでも今は 違う今のリは泣きたいのを我慢して泣か ないのではなく泣く理由が思い当たらない ほど心が強くたくましくなっているの だ涼やかな笑を浮かべるリの横顔を見つめ ながら私は少し反省してしまっ たひょっとしたら私は娘のことをすぎて いるのかもしれ ないリンに寂しい思いをさせたくないその 一心で私は仕事をやめていつでも彼女の そばにいてやろうとしてい たしかしリンはもう大丈夫そう だ私が気づかないうちに娘は大人へと成長 しておりいつの間にか彼女の周囲には 心強い味方が何人も集まっていたのである 最近は学校の友達を頻繁にうへ連れてくる ようになっ た何を私の顔に何かつい てる私にじろじろ見られていることに 気づいたりんが講義のまなざしを向けて くるついてるよ幸せが たくさん何それ全然意味わからないんです けどそう言ってンはおかしそうに笑っ た娘の成長を実感した私は以前から誘われ ていたアパレル会社に最就職することにし た中川さん新聞読みましたよ娘さん偉い です ね職場の同僚たちにそう言われるたび私は 済ました顔 であの子は多分自分がすごいことをした なんてこれれっぽっちも思っていないと 思いますよだってあの子は自分の人生を ありのまま紹介しただけなんです からと説明して回っ たある夕食時りんが私に将来の夢を 打ち明けたことが ある私ね将来お医者さんになりたいなお 医者さんになって私のように病気や障害で 苦しんでいる子供たちやその家族の力に なりたい自由研究で自分と向き合ってそう 思ったよそれとね私最近になって思うんだ
けど世の中には走るのが苦手な人がいて 勉強が苦手な人がいて背が高い人低い人が いるでしょ私の疾患もそれと同じで1つの 個性みたいなもの ね日に日に頼もしく成長していく娘の行末 に 私は明るい希望を見た気がし たあそうそうそれとこの前同じクラスの レジから好きですって告白されちゃっ たリンが夢を語るついでに何気なく言っ たそのことをビデオ通話で弘樹に報告する となんだってあいつに恋愛なんてまだ早い んじゃないかおいお前はそれでいいのか 落ち着け我が夫 よひどく慌てふためく夫を私は冷静になめ た娘が男子に告白されたということはそれ くらい周りの子たちはリンの疾患について 気にしなくなったということ だろうあれから綾の方はと言うと弘樹や義 両親に家を締め出されたと聞いている バイトもせずに毎日家の中でだらだら 過ごしていた綾は経済的な支えを失った ことでようやく独り立ちすることにした いやそうせざるを得なくなったのだ今では バイトでわずかな収入を得ながら小さな ポロアパートで慣れない1人暮らしに悪戦 苦闘している らしいリンが自由研究のテーマに掲げた 病気や障害に無で心ないことを言う人が 減るようにという願いは同時に私の願いで も あるもちろん1度や2度の行動だけで 世の中の全てが変わることはない だろうそれでもだからこそ悩みや苦しみを 知る私たちはその事実を世の中に広く伝え 続けていかなければならないの だりのことをあの子の成長の妨にならない 範囲でこれからも見守っていこうと私は 自分の心に誓っ た弘樹が単身不妊から帰ってくることが 決まっ た職場の上司に無理を言ってリモート中心 の業務に変えてもらったの だお前たちにはもう2度と寂しい思いをさ せないから なと本人は言っていた けれどンに彼氏ができるんじゃないて本当 はそっちがヒヤヒヤで帰ってきたんじゃ ない のそそんなことはないんだ ぞ弘樹ははれ悪く答え たとにかくまたこうして家族3人で仲良く 楽しく暮らせることになったの だ笑いの絶えない自慢の家族 だ
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