【東日本大震災から13年】「3.11生まれ」“知らない震災”伝える10歳の少女 有働キャスター取材

【東日本大震災から13年】「3.11生まれ」“知らない震災”伝える10歳の少女 有働キャスター取材

この日を特別な思いで迎えた少女もい ます小学4年生の佐々木千 さん3月11日は祖母とばをなくした日で あるとともに実は千さんの 誕生日震災の3年後に生まれ今日で10歳 となりまし た楽しい日とあと悲しい日ばあちゃんと おばちゃんに今年も迎えたいう感じでもう お祈りしました ねこんにちは こはめっちゃ 元気さんがお母さんと一緒に出迎えてくれ たのはか石市にある防長 亭散歩におすめなとこですね歩けるんで 歩いててどんな気持ちになるところですか 海見られて波の音も聞いて気持ちいいなっ て思いますね [音楽] う震災を経験していない小ささんにとって 普段綺麗でやかな海だと言います が津波はあそこにあっちの方にある高速 ドアの方まで行っちゃってえああそこまで 行ったってことですかはい ね津波が押し寄せてきた当時の状況を 身振り手振りで教えてくれまし たささんは震災の教訓を伝えようと構市最 年少の語りべとして活動しているんですお 願し小学4年生の名刺生まれて初めて もらいまし た自信が落ちた時は何も持たなくていい からとにかく逃げて 去年3月語りとして デビューそれ以降多くの人の前で震災の ことを伝えてきまし [拍手] た私も案内してもらいましたうんここには 津波で流されたものがここに展示してあっ てどういう風気持ちで説明してらっしゃる んですかたのがこれがこのがもう 持ち上げるのも大変だと思うんですけど それがもう流されてしまったってのが すごいと思いましたね津波の威力が あ資料を見ることなく自分の言葉で しっかりと教えてくれ ます今日で10歳13年前の震災を知ら ない さん語りた を得ていると ますあの月そして歌も披露してくれました を大切にする集会っていうのが自身が来 たら頭を守れそのままじと団もしゆが 止まったら急いで逃げろガラスと壁に気を つけてつがるから急いで逃げろ遠くじゃ なくて高い場所 てこいや

すごいすごい分かり やすいなんか何をしなくちゃいけないの かっていうのがすぐ分かります天でこは どういう意味かって言うと家族バラバラに なっ点でバラバラに逃げろっていうことを 示していますおばちゃんとおばちゃん母じ さん は知らないからこそ伝えられるものって あると思いますし何も知らない世代のたち はこういうことがあったからだから私たち はこうしなきゃならないんだていう新しい 考え方が生まれてるんだなっていう のうわあああお邪魔しますありがとう ございます入 ます自宅で見せてくれたのは もレはおおこれがちちゃんの防災バッグ はい可愛いリュックです ねパンパンに詰まった防災バッグです なんか何が入ってるんパンパン だ今年1月のの半島自身のニュースを見て 感じたことがあったと言い ます男が続いているっていうニュースとか 見ると足りないんだなって分かりますね タルそこですぐにバッグの中をチェックし 新たに加えたものがいてこれ何ですかこれ は泡タイプででもうすすがずそのままで ももうシュってやってもう虫歯防できるん ですよあ歯磨きチュクチぺしなくていい やつそうそう そう その他食料や着替えライトなどささん自身 が必要なものを考えて準備してい ますないですなんとなく準備してる防災 バッグって多いけど全部考えられてるん です ねもういつもの定位に入れとくってのも ポイントです ねさらに語りの活動に役立てようと防災者 の格に挑戦し見事 合格海外の人にも伝えていきたいとA会話 教室にも通っていると言い ます今こう自信がどこで起きてもおかしく ないです [音楽] けど伝承者としてこどういうことを日本の 人たちに伝えたいですか一番伝えたいこと は命が一番大事だということ逃げるのが 遅くなると命をなくしてかもしれないから もう例え大切なものがあってももうそれは それでしょうがないからもうとにかく高い ところへ高いところへ逃げて欲しいって いうことな うん命を守るために はい

東日本大震災から13年。この日を特別な思いで迎えた、岩手県釜石市の少女を有働由美子キャスターが取材しました。

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https://news.ntv.co.jp/category/society/5e222d315c8c426eb1fe1be06f6468e3

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3月11日。この日を、特別な思いで迎えた少女もいます。小学4年生の佐々木智桜さん。3月11日は、祖母とおばを亡くした日であるとともに、実は智桜さんの誕生日でもあります。震災の3年後に生まれ、この日で10歳となりました。

小学4年生　佐々木智桜さん（10）
「（3月11日は）『楽しい日』と『悲しい日』。ばあちゃんと、おばちゃんに『今年も迎えたよ』とお祈りしました」

3月10日、釜石市にある防潮堤で、智桜さんがお母さんと一緒に出迎えてくれました。

智桜さん（10）
「散歩におすすめのところです」

有働キャスター
「歩いていてどんな気持ちになる場所？」

智桜さん（10）
「海を見られて波の音も聞いて、気持ちいいなって思います」

震災を経験していない智桜さんにとって、普段「きれいでおだやかな海」だといいますが――

智桜さん（10）
「津波はあっちの方にある高速道路の方まで行っちゃって」

有働キャスター
「あそこまで行ったということですか」

津波が押し寄せてきた当時の状況を、身ぶり手ぶりで教えてくれました。

智桜さんは、震災の教訓を伝えようと、釜石市最年少の語り部として活動しています。

有働キャスター
「小学4年生の名刺、生まれて初めてもらいました」

智桜さんは去年3月、語り部としてデビュー。それ以降、多くの人の前で震災のことを伝えてきました。

智桜さん（10）
「地震が起きたときは何も持たなくていいから、とにかく逃げて」

智桜さん（10）
「津波で流されたものがここに展示してあって」

有働キャスター
「どういう気持ちで説明している？」

智桜さん（10）
「黒板が持ち上がるのも、大変だと思うんですけど、それが流されてしまったのがすごいと思いました。津波の威力が」

智桜さんは、資料を見ることなく自分の言葉でしっかりと教えてくれます。

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11日で10歳になった智桜さん。13年前の震災当時を知らない智桜さんは、語り継ぐため、本などから知識を得ているといいます。そして、｢てんでんこ｣の歌も披露してくれました。

有働キャスター
「すごくわかりやすい。なにをしなくちゃいけないのかが、すぐわかる」
「『てんでんこ』はどういう意味？」

智桜さん（10）
「家族と“てんでバラバラ”で逃げろということです」

智桜さんの母・智恵さん（41）は―

「知らないからこそ伝えられるものってあると思います。何も知らない世代は、こういうことがあったから、私たちはこうしなきゃいけないんだって、新しい考え方が生まれているんだなって」

また智桜さんは、自宅でパンパンに詰まった防災バッグを見せてくれました。

今年1月の能登半島地震のニュースを見て、感じたことがあったといいます。

智桜さん（10）
「断水が続いているというニュースとか見ると、足りないんだなとわかりますね」

そこで、すぐにバッグの中身をチェックし新たに加えたものがあったといいます。

有働キャスター
「これなんですか？」

智桜さん（10）
「これは泡タイプで、すすがず、そのままでもシュってやって虫歯予防できるんですよ」

有働キャスター
「歯磨き？　くちゅくちゅぺしなくていいやつ？」

智桜さん（10）
「そうそう」

そのほか、食料や着替え、ライトなど智桜さん自身が必要なものを考えて準備しています。

有働キャスター
「なんとなく準備している防災バッグって多いけど、全部考えられているんですね」

智桜さん（10）
「いつも定位置にいれておくっていうのもポイントですね」

さらに智桜さんは、語り部の活動に役立てようと、防災危機管理者の資格に挑戦し、見事合格。海外の人にも伝えていきたいと英会話教室にも通っているといいます。

有働キャスター
「いま地震がどこで起きてもおかしくないですけど、伝承者としてどういうことを日本の人に伝えたいですか？」

智桜さん（10）
「一番伝えたいことは、命が一番大事だということ。逃げるのが遅くなると命をなくしてしまうかもしれないから、たとえ大切なものがあっても、それはそれでしょうがないから。とにかく高いところへ高いところへ逃げてほしいっていうことなんです」
(2024年3月11日放送「news zero」より）

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