裸で声を絞り出すように…松本まりかが熱演 映画『湖の女たち』濃密でスリリングな特報(30秒)【2024年5月17日公開】
湖で何やってた ん何やってた ん機械は故障してへん の故障したが人間なん よこんな女になってしまってごめんなさい あの日以来私は1度も美しいものを見て ないわ湖の女 たち
吉田修一氏による“現代の黙示録”とも言うべき傑作同名小説を、『日日是好日』、『星の子』、『MOTHER マザー』の大森立嗣が監督・脚本にて映画化した『湖の女たち』の公開初日が5月17日(金)に決定。
介護施設での殺害事件を発端に、想像もつかない方向へとうねり出す物語は、重層的な構造と壮大なスケール感で観る者を圧倒。全編にわたって観る者の理性と感性を激しく揺さぶり、比類なき衝撃的な映画体験をもたらすヒューマン・ミステリー。
今回解禁となった30秒の特報映像は、W主演の福士蒼汰と松本まりかの凄みを目撃する映像となった。若手刑事の濱中圭介(福士蒼汰)が介護士の豊田佳代(松本まりか)を冷たい視線で見下ろすシーンから始まる。「湖でなにやってたん。」凄みのある声で詰め寄る圭介に、佳代は何も言えず、俯きながら支配する者と支配される者の危うい関係を深めていく様子が描かれる。
「機械は故障してへんの。故障したのは人間なんよ」とただならぬ凄みで問い詰めるのは、圭介の先輩刑事、伊佐美(浅野忠信)だ。
「こんな女になってしまって、ごめんなさい」と、裸で声を絞り出すように謝る佳代。暗闇で自らを破滅へと追いやるかのように密会を重ねるふたりが描かれる。「あの日以来、私は一度も美しいものを見てないわ」そう呟く初老の女性・松江(三田佳子)が見たものとはなんなのか。それぞれの時代に葬られた罪の重さと、人間が背負う原罪について思いを馳せずにいられない、人間という存在の本質を問いかける特報となった。
原作:吉田修一『湖の女たち』(新潮文庫)
監督・脚本:大森立嗣
主演:福士蒼汰、松本まりか
製作幹事:東京テアトル、ヨアケ
制作プロダクション:ヨアケ
共同配給:東京テアトル、ヨアケ
劇場公開:2024年 初夏全国公開
(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会
公式サイト:thewomeninthelakes.jp/
公式Twitter:@womeninthelakes